なんか、アタリマエ過ぎて、改めて言う(書く)のもなんなんですけど、人間の本質は意識なんですね。それも、いろんな意識レベルがあって、無意識、潜在意識、それから集合意識のレベルになると、気がついていないんだけど、現実がそのとおりになっているわけです。
そこで「歳をとる」というところに焦点を当てて考えてみようと思うんですが、人は、シワだとか、肌の荒れとか、体力の低下とか、見た目や感覚で「歳をとった」と感じるわけなんですけど、それって、あくまで「結果」が見えているだけでしかないわけです。これは、肌の手入れをすることがダメだと言っているわけではありません。
本質は意識です。それから、肉体(カラダ)で言えば、まず、内臓です。肌が荒れて、それから内臓が弱っていくという順番ではありません。内臓の変化が、肌や見た目に現れるだけのことなんです。それを追い打ちをかけるように自分自身の意識に対して「歳を取った。」呪文を唱えるわけですね。
男性ですと、四十代でもずいぶん歳を取って見える方もいますね。姿勢とかも猫背で腹がぽこっと出ていたりします。ぼく自身もそうでした。若い時にバリバリ働いてきた人ほど、年齢を意識する時期なんですね。女性の場合はいつ頃でしょうか。
「オレも歳を取ったなぁ。」
これが、呪文です。これを、冷静に正確に感覚で捉えましょう。「最近運動不足だ。」「ちょっと酒を飲みすぎだ。」カラダはもちろん、変化をします。そういう意味では、生まれて死ぬまで、カラダは変化を続けているわけです。
その変化が、どういうものなのかをちゃんと把握することは必要ですね。そのうえで、お酒が好きな人は、適量を楽しみましょう。運動が苦手な人は、せめて少し歩きましょう。なによりも、意識を、内臓を大切にしたいものですね。
岸本みゆう、62歳、10月で63歳になります。これからが、もっと楽しみですね。