今夜は、石油ストーブをつけている部屋の中にいても寒く感じる真冬のような夜です。そんな寒い夜には、熱い風呂にでもつかって、さっさと暖かい布団にもぐりこむに限ります。冷たい机の上に向かい、椅子に座って冬の嵐のような風の音を聞いていると、何かをしようとしても、いっこうにはかどらないような気がします。そんなとき、ぼくは偶然に新しいタイピングスタイルを発明しました。
スタンドの上に斜めに立てかけたタブレットに向かって、左手に持ったキーボードを右手でポチポチと叩きます。
その姿はまるで絵の具を並べたパレットを左手で持っている画家のようです。
こうすることで、立ったままでタイピングができます。タブレットが取り付けられたスタンドはじゅうぶんに高さがあり、目線のすぐ近くで画面を見ることができます。
もちろん、タイピングのスピードは、机の上にキーボードを置いて両手で打つよりも、かなり遅くなります。それでも手書きで文字を書くぐらいの速さで活字を打てます。タブレットはタッチパネルなので、修正したい場所があればその場所を画面でタッチして、すぐに修正することができます。
立っていると自由に動くことができます。体を動かせます。見える範囲が広く、他のことをしながらタイピングをしています。たとえば机の上に開いた本を読むことができます。じっと座っているよりは意外と自由度が高いと感じました。
左手で持っているキーボードにはテンキーはなく、たいへんコンパクトです。重くはありません。手のひらを広げて落ちないように支え、腕に乗せています。なんならパレットを持つように何かバンドのようなもので固定するというのもありなのかも?
そうやってしばらくしたのち、よくよく考えたらタブレットを縦向きにして、画面の下に表示したキーボードでタイピングをすればいいじゃんって思いました。なんだ、たいした発明でもなかったね(笑)まあ少しの時間、画家のようなイメージでタイピングを楽しめたのも楽しかったかな。こうして新しいイメージが加わったことで、本当に絵を描くようにブログが書けたら楽しいね。
さあて。ストーブの上で沸かした湯たんぽのお湯が沸いたので、こいつを連れて布団にもぐりこむに限るな。