ぼくは、身の回りの片付けものをしたり、掃除をしたりするのがそんなに嫌いな方ではありません。むしろ身の回りが汚れていたり乱雑だったりすると気が散ってしまって落ち着きません。
そうして片付けものをしているときに、自分の頭の中に何があるのかを考えました。頭の中にあるのは、自分自身をもてなしているという感覚なんだと気づきました。ひとつひとつが片付いていくことで得られる快感があります。そこにはまったく義務感はありませんし、いやなことをやっているという感覚もありません。
自分自身がいつ頃からそうなんだろうと考えてみたのですが、はっきりといつ頃からとは思い出せませんでした。それでは、もともとぼくの性格が繊細で几帳面なのかというと、むしろ自分では面倒くさがり、大雑把で無頓着という自己評価です。だいたい他の人がどうしているかということについては、まったくといっていいほど気になりません。
思い出したことがあります。以前はぼくの中にも完璧主義的な部分も一部にはありました。その頃は、うまくいかないことがあると、他の人にも、自分自身にも攻撃的になることがあって、ずいぶん自分のことを「だめだだめだ。」と低く見ていたように思います。ムリをして自分を鼓舞して頑張っていたように思います。自分はできると思っているので、常に「努力が足りない。」という自己評価でしかありませんでした。
結局気がついたことは、自分自身が人の目をずっと気にしてばかりいたということでした。気づいてから自分を変えたいと思い、本を読んだりセミナーやカウンセリングを受けたりと、いろいろやった結果得られたのが、自分をもてなすということだったというわけです。
最大の転機となったのは、アンダラという天然ガラス質のパワーストーンでした。あるがままの形でそこにある。それだけで人の心を癒やす力がパワーストーンにはありました。その後も自分にあったパワーストーンを身につけるようになり、そこから自分をいたわることを学んだように思います。
