「キンドル」というのは、アマゾンの電子書籍リーダーで、この「キンドル」という名称は、「(心に)火をつける」というような意味が込められているそうだ。「キャンドル」と似ているのもうなずける。(たぶん、よく知らないが)語源は同じなんじゃないかな。
何がそんなに心に火を付けるのかというと、これがあれば、紙に印刷されていないデータ化された本(電子書籍)をアマゾンから買って読むことができるんだ。クルマを走らせて書店に行かなくても(もちろん自転車でも、歩いてでもいい。)、深夜どうしても読みたい本があったとしても、読むことができる。しかもだ。2〜3冊あればじゅうぶんなんだけど、それが1,000冊あったとしても、ポケットに入ってしまうんだ。
ぼくも、紙の本が好きだった
「それでも、紙の本が好き。」という主張は理解できる。
ぼく自身、ずいぶん整理したにもかかわらず、今でも書棚にあふれる本に囲まれて生活をしている。でもその多くは、資料として残してあるもののほかは、すでに読まなくなった古い本ばかりとなってしまった。
本を手に取る、本をどこまで読んだかを知る、本の重さを知る、本の背表紙を並べて見る、装丁の美しさを見る、など、本には、それ自体に美術品・実用品としての楽しみ方がある。
ただ、その分、かさばる、埋もれる、破れる、汚れる、どこにやったかわからなくなる、などのデメリットもある。
ぼく自身は、ある時期から、視力の低下もあり、活字を読むのがおっくうになってきた。特に文庫本などの小さな文字は、ほとんど読めない。読めたとしても、長時間の読書となるとかなり疲れる。灯そうとした心の火が、やがて消えてしまう。
キンドルとの出会い
ぼくにとっての初めてのキンドルは2013年3月25日に購入したKindle Paperwhite(Wi-Fi・第5世代)で、7,980円だった。10年以上経った今でもこれは現役だ。買った本は、まずこのキンドルで読む。
並行して読みたい本が何冊かあるときには、Kindle Paperwhiteで切り替えて読むこともできる。でも、こいつは、画面が小さい上に、モノクロ表示で、防水機能もない。内部ストレージも使える領域が1.25GBしかない(活字の本ならこれで十分!)。
アプリで読むという方法
キンドルを持ってなくても、タブレットやスマホがあれば、無料のアプリで本を読むこともできる。ぼくも他の新しいキンドルやタブレット、スマホ用のアプリで読むことも多い。大きな画面で読みたいとき、雑誌のようにカラーで読みたいときは、画面の大きなタブレットのアプリで読んだほうがいいときもある。