情報は、人から人へ伝わるうちに、思い込み、勘違いによって、まったく異なる内容になって伝わってしまうことが起こる。それは、時に意味がまったく逆になってしまうことがある。
「伝言ゲーム」を50人くらいでやってみてほしい。時間制限を設けないで、どんなに慎重に伝えあったとしても、どんな内容が伝わるだろうか。元の情報がそのまま伝わる可能性は、ほぼゼロと言っていい。
現代は、情報化社会であるため、これまで以上に、情報の中身を吟味する意味が問われている。
情報が正しいものかどうかを見分けるポイントはいくつかあるし、見分けるのはそう難しくない。
伝聞ではなく、一次情報であるか、どうか。
情報の発信者が信用できるか、どうか。
何よりも、社会や、先入観のフィルターが、かかっていないか、どうか。