どこに行くかではなく、どう過ごすか

国や県、市町村で統計をとる、数字を比較するというのは、それぞれの地域での施策を決めるのに役に立ちます。ただ、それによって、個人が変わるわけではありません。

東京で9年暮らす

18歳で鳥取から上京するときに「あんな怖いところに。」と行く前も、行った後も散々言われました。

田舎にいると、東京は治安が悪いところ、空気が悪いところ、誘惑が多いところというイメージです。それは、統計上の数字にも現れていることであって、そういった対策、施策をしている地域であることは間違いありません。

その後10年近く、東京に、窓を開ければ新宿ビル群が見える環境に住んでいて、アパートの隣の住人のことは会えば挨拶するくらいで、詳しく知ることはありませんでしたが(しょっちゅう入れ替わっていたし)、人に助けられた記憶がたくさんあります。

今では珍しい公衆電話ですが、携帯のない時代、田舎との連絡は100円の使える公衆電話を探して、順番を待って電話をかけたものです。チャリンチャリンと結構なスピードで100円玉が落ちていきます。100円玉10枚、1,000円で何分話せたでしょう。後ろで待っている人も気になります。最後のコインのブザーが鳴りかけたとき、並んでいた後ろのおじさんが、「もう少し話をしなよ。」と100円渡してくれました。もう手持ちのお金がないときだったので、その100円のありがたかったこと。

お金もなく、腹をすかせていたぼくに、パンの耳を袋いっぱいにただでくれたパン屋のおばちゃん。

同郷だからと、いつも大盛りで食べさせてくれた行きつけの中華料理屋のおじさん。

ぐでんぐでんに酔っ払った客に数万の勘定を払わせた後で、財布を覗き込んでビビっているぼくに「あんたは、2,000円でいいよ。」と笑って言った新宿のクラブのママさん。

なんか貧乏ネタばかりになった😀けど、それ以外にも思い出せばキリがないくらいの出会いがあって、東京でいろんな人に助けられてきました。

2020年新型コロナ

人類に新型コロナという強敵が現れました。一見するとただの風邪のように見えますが、治療虚しく亡くなる方もたくさんいる怖い病気です。

それに、自分がどうなるか以上に、人にうつすかも知れない、迷惑をかけるかも知れないという恐怖も大きい。

今は、とにかく、体調を整えること、衛生状態に気をつけること、人混みを避けることしかありません。

GoToトラベルは、旅行に行く余裕のない人にはあまり関係ありません。経済対策だと言うけれど、リストラの進む旅行業界、航空業界を見ると、恩恵を受けるのは、一部の人のような気がします。

東京や大阪は怖いところというイメージが先走っています。田舎の人だけでなく、全部の国民がそう思っているような気がします。医療が逼迫しないように、統計をとって、対策をすることは必要です。しかし、個人は、どこへ行く、行かないではなく、どう過ごすかの方が大事です。

「マスコミに踊らされるのではなく、自分がどう生きるかに焦点をあてて生きなよ。」

新型コロナウィルスが話をするとしたら、そう言っているんじゃないかな。そんな気がします。

前は全く使っていなかった、ウェットティッシュを2種類「アルコール配合の除菌タイプ」と「肌にやさしいノンアルコールで天然の除菌成分が配合されたタイプ」のものを常に持ち歩いて、あちこち拭いています。

必要なのは、新しい習慣ですね。

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