ぼくは、もう何十年もずっと目標を追いかけてきた気がするんですよね。そして、こうしたら、まだ足りないって、今を見る目を閉じて、未来ばかり見ていた。
「今」を見ていないわけですから、常に不安なんですよね。「どうなるんだろう。何ができるんだろう。」そればかりですよ。「どうしたらいいか。」しか頭になくて、方法論ばかりを探していました。
どこかに書いたことだけど、ある時チャクラが見える人に「自分を現すチャクラに穴があいています。真っ黒です。」って言われたんですね。もう何年も前のことになります。
その時「なるほど、そうだったのか。」と、心当たりがあって、冷静に受け止めている一方で、怒涛のように激しく抵抗する意識がどこかにありました。
そんな状況でも「どうしたら?」という方法論を探っていた自分がいました。
その後の葛藤はここでは書けませんが、数年くらい苦しんだと思います。
今ここが常にベスト
「今ここが常にベスト」というフレーズは、戦火の中で暮らしている人、死を意識する深刻な病気を持っている人、虐待を受けている人にとっては、受け入れがたい現実です。それでも、自分自身のこれまでを振り返って、真実だと今は確信しています。決してマイナスな環境を肯定しろと言っているのではありません。どんな状況であっても、そのまま認めることが、次のステップにつながる、ということです。認めない限りは無限ループにもなり得ます。
すべての人が同時代人
ぼくも、一人ひとりの人と向き合うときには、年齢差や世代差を、考え方の違い、視点の違いとして、捉えることがあります。でも、モーツァルトとベートーヴェンがいくつ年が違うなんて考えません。本当は、意識が通う人と人であれば、誰もが同時代人です。なぜなら、後世から見れば、1960年生まれも、2000年生まれも、たった40年の違いでしかありません。
目の前に40歳、50歳ちがう人がいたとしても、同じ時代を生きていることに違いはありません。
だからぼくは、これまで出会ったすべての人のことを同時代人だと思っています。