今日夕方から、鳥取は降ったりやんだりの雨模様になった。
そんな折、わずかな隙間から山の端(は)に、三日月が見えた。
なんて幸運なんだろう。こんな雨の日の夜空に三日月が見えるなんて。
三日月は朔(さく)の月。始まりの象徴。これから何かが、確かに始まることを予感させる。何かが始まる。
三日月は、夏の間は、まだ明るい空にある。冬が近づく季節、夕方日が沈む頃に西の空に見えて、すぐに水平線の向こうに沈む。
今日は、土星、金星、木星、冥王星も月のすぐそばにあって、月と一緒に沈んでいった。なんだか、すごい日だったようだ。
実際、一生の間に三日月を何度見ることがあるんだろう。満月を見るよりは、機会がずっと少ない。
明日が大きな始まりの日になる。明日は、2019年11月30日。鳥取県民ふれあい会館にて、伊福部達氏の講演があり、その前に谷口尚美さんが伊福部昭作曲の万葉五首のうち、4曲を歌います。ぼくは、オカリーナを吹きます。
2019年のイベントカレンダー(音楽家・岸本みゆう)