深夜過ぎて、風が吹く。

12月も終わり。この頃は、吹雪いて、凍えそうな夜を過ごしたことが多かったと思う。かつて玄関には長靴が並び、ピューピューと北風の吹く音がして、時折戸を揺らしていた。

2019年の年末は、ストーブこそ出てはいるが、これを消したところで、凍えるほどではない。

それでも、深夜1時を過ぎて、冬らしい風の音が聞こえ始めた。気圧配置は西高東低らしい。ただ、天気図を見ると、なんとなく等高線は隙間が空いていて、西の高気圧の勢力がゆるやかに広く見える。

幸せとは。幸せは、今ここにある。

幸せは探し求めて、未来に見つけるものではない。今ここにあること、見つめるもののすべてが幸せだ。

今持っている、心配だとか、不安だとか、悩みだとか、1年後には消えているものばかりだ。そのうち、代わりの新しい心配や不安、悩みを抱えてはいるだろうけれど。それも、今すぐに消すことができる。なぜなら、未来はすべて幻想であり、心配も、不安も、悩みも未来にあって、幻想でしかない。

ぼく自身、その幻想をずっと追いかけていた気がする。

「ただ何となく不安。」というのが、それだ。ある日、スピリチャルな人に「ハートチャクラに穴が開いている。」って言われたことがある。その時は「なんだそれ。」って思ったんだけど、心は知っていたと思う。

いつも、何かしら「不安」を抱えていなければ、いけなかった。そういう意識を育てていた。足らなくて、みっともない自分を責めて、人からそう見られないように努めていた。

「ぼくは、こんなにすごいんだよ。」そう自分で言い聞かせて「できること」に縛られてもいた。認められることが喜びになった。

ある日、今ここにすべてがあることに気がついた。

意識が世界を作っている。これほど明瞭で、はっきりした事実はない。その意識が不安な自分、認めれたい自分、かっこ悪いけど、それを見られたくない自分を作ってきたのだ。その自分から見えるのが、世界だ。手の届かない外国や、政府ばかりが世界ではない。

お酒を飲む、グラスや、北風の音。手に触れるもの、見えるもの。聞こえるもの、感じるもの。今、ここにすべての世界がある。

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