深夜、家族が寝静まってから、風呂に入る。だいたいずっとそうだ。そのほうがゆっくりと湯船に浸かることができる。
それもめんどうなときは、風呂に入らずに寝て、朝方ぬるい風呂に入る。今時分は、朝方の気温が10度から12~3度くらいだと思う。気温が零度になる真冬でない限り、朝方の風呂も悪くない。それほどぬるくはない。
夜中にしろ、朝方にしろ、家族は眠っているから、時々、明かりを消して風呂に入る。窓の外に月の明かりがある頃は、それも風情がある。
そんなふうに湯船に浸かっていると、「これを経験するためにここに来た。」というメッセージが降りてきた。
実際、今ある体験のどれもが、時空に縛られた肉体が実体として存在するからこそ、経験できている。肉体を持たない頃の自分は、この状況をまったく経験することができない。
突然、とめどない感謝の念が沸き起こる。今、ここにあるのは、奇跡なんだなぁ。